尺八譜のテキスト記譜法の提案
----- U-zan@shaku8.com (1999.11.29改訂) -----
尺八譜って、なかなか、ウェブ上で表しにくいですよね。
誰でもテキストだけで記譜できるような方法があったら便利だと思いませんか?
そこで、取りあえず、記譜法を提案してみました。
いろいろ、ご意見をいただく中で、決めていったらいいと思いますが、いかがでしょうか?
ご意見はこちらへ。
取りあえず、記譜しやすい都山譜を基本に進めさせていただきます。(ご異論の方もおありでしょうが)
下記の方法で、大抵の曲は表せるのではと思うのですが、どうでしょうか?
古典本曲は、ちょっと無理でしょうが・・・
<新改訂案は、こちら>
・V1.2 メリカリ記号を音符の上に表記する改訂
・V2.1 メリ音、カリ音をひらがな、漢字で表記する改定
楽譜サンプル
尺八聖歌隊(アメイジンググレースなど・・・)
尺八演歌100選(天城越え、兄弟船、心凍らせて・・・)
0.大前提(等幅フォントの使用)
等幅フォントを使用するため、<TT>〜楽譜〜</TT>のタグを用いる。
また、全て全角文字(スペースも全角)で表示する。
でないと、表示が崩れてしまいますので。
1.音符
(運指はこちら)ロ ツ レ チ ハ ヒ ピ タ 四
ウ リ ・・・etc
2.メリ、カリの表記
半音(1律)下げる:♭ 例)♭ツ 都山譜では、ロ、レ、チの半音、ツ、ハのメリ など
琴古譜では、ロ、レ、チのメリ、ツ、ハの中メリ など
全音(2律)下げる:↓ 例)↓ツ 都山譜では、ツ、ハの半音、ロの大メリ など
琴古譜では、ツ、ハのメリ、ロの大メリ など
半音(1律)上げる(カリ):♯ 例)♯チ、♯ロ
3.甲乙の表記
甲乙の法則に従い、甲乙が変化する音符の前に「甲」「乙」をつける
例)乙レチ甲ロ
大甲は、「大」をつける
例)大レ
4.音符の長さ
2分音符(何もつけない) 例)ロ
4分音符(下に−をつける) 例)ロ
−
8分音符(下に+をつける) 例)ロロ
++
16分音符(下に=をつける)例)ロロロロ
====
32分音符(下に*をつける)例)ロロロロロロロロ
********
メリ、カリ記号など、臨時記号の下には、長さ記号はつけない。
5.休符は「○」で表し、上記と同じ方法で長さを表す
例)4分休符 ○
−
8分休符 ○
+
6.伸ばすしるし(タイも同様)は、「ー」で表し、上記と同じ方法で長さを表す。
例)全音符(4拍)は、 ロー (ロは2拍、ーも2拍)
付点2分音符(3拍)は、ロー (ロは2拍、ーは1拍)
−
7.三連符は、長さ記号の真ん中に「3」と書く
例)8分三連 ロロロ ローロ
+3+ +3+
8.小節線
小節線は、「|」で表す。
終止小節線は、「||」とする。
リピート記号は、「||: :||」とする。