尺八は、日本に於いて江戸時代より精神修養の道具、また音曲の楽器として広く親しまれてきましたが、その妙音は世界的な注目と関心を集め、今や日本を代表する楽器として諸外国でも広く愛好されるようになりました。
普遍的な魅力に満ちた尺八の音色は、尺八の古典音楽はもとより、ジャズ、映画音楽などの現代音楽にも幅広く生かされています。
「東京国際尺八サミット2002」は、1994年日本の岡山県美星町で行われた「美星国際尺八音楽祭」、1998年アメリカのコロラド州ボルダーで行われた「ボルダー国際尺八音楽フェスティバル’98」に継ぐ、連続した企画であり、これから4年毎に開催することを目標としています。
「東京国際尺八サミット2002」の目的は、尺八音楽への理解を国際的な観点から深めることにあります。そのために、現代尺八音楽の各々の流派及び演奏スタイルを代表する、一流の尺八の巨匠を招聘し、その先生方による演奏、公開レッスン、ワークショップ、レクチヤーなどを中心とした様々な活動を行う予定です。
尺八界をリードする最高のアーティスト(人間国宝を含む)が特別招待出演者として
一堂に集まり、演奏や指導を行うことは、普段はなかなか実現しない貴重な機会となります。
またこのフェスティバルは、実践レベルでの文化交流の意味を重視し、プロ・アマ、学者・実演家を問わず、世界中から尺八愛好家を集めて、上記のような様々な学習や交流の機会を通して尺八音楽に接してもらう、という催しでもあります。これらの尺八音楽を中心とする催しの他に、シンポジウムや、民間レベルでの国際交流を図る様々な課外活動も予定されており、尺八音楽を共通の関心として集まる世界各国の人々が、広く音楽、芸術、文化の交流と相互理解の増進に向けて、自由に語り合う最良の機会を提供することを目指しています。
一部のフェスティバルの内容(主に演奏など)は一般にも公開されます。
また、フェスティバルの成果をインターネットなどを通じて広く世界に知らしめる努力がなされます。